ご訪問ありがとうございます。
派遣社員として15年働いてきたTOMOKOです。
このブログでは、子育てを終えた女性が、自分らしい一歩を踏み出すための働き方や生き方について、実体験を交えながら綴っています。
これまでの記事では、派遣の働き方や登録の流れなど、「働くこと」そのものをテーマにした話が中心でした。
でも今回は少しだけ視点を変えて、「自立=働くこと」だけではない、という話をしてみたいと思います。
実は私自身もそうだったのですが、社会復帰を考えたとき、「いきなり仕事に就くのはハードルが高い」と感じる方は少なくありません。
ブランクが長かったり、年齢的な不安があったり、「何ができるか分からない…」という戸惑いもあるでしょう。
そんなとき、“学ぶこと”から自立が始まるという考え方が、少し気持ちをラクにしてくれるかもしれません。
新しい知識を得たり、資格の勉強をしたり、
「いつかの仕事」につながる準備をしていく——。
それも立派な一歩であり、自立のスタートラインに立つ行動です。
この先の記事では、私が「学び」を通じて感じたことや、
主婦やブランク明けの女性に人気のある資格、
そして「今すぐじゃなくてもいい」という気持ちの持ち方についても、
やさしくお話ししていきますね。
学びもまた、自立のはじまり
「学ぶことが自立につながる」と聞いても、最初はピンとこない方も多いかもしれません。
特に、子育てや家庭を優先してきた方にとって、「学び」は遠い存在に感じることもあるでしょう。
でも今、「学び直し」や「リスキリング」という言葉が、世の中で注目されています。
企業も個人も、「これからの時代を生き抜くには、学び続ける力が大切」と言われるようになってきました。
それはなにも、大きなキャリアアップを目指す人だけに限った話ではありません。
家庭に入っていた女性が、自分の人生を取り戻すために学び始めることだって、同じように価値があるのです。
私自身も、ある時期に「このままではマズイかも」と感じ、勉強を始めたことがありました。
派遣の仕事を繰り返すなかで、仕事の幅が狭くなってきたように感じていたんです。
「この先も、ずっと“誰かに選ばれる立場”のままでいいのかな?」という不安がありました。
そんな時、PCスキルやデザインの勉強を始めたことで、自分の中で少しずつ変化が生まれました。
「知らなかったことがわかるようになる」
「何となく不安だった未来に、“希望の光”が差し込んだ気がした」
それは、たった1日30分の勉強だったり、YouTube動画を見てメモをとるだけの日もありましたが、
自分の意思で何かを選び、未来に向かって動いているという感覚が、
とても心強く感じられたのです。
学ぶことは、単なるスキルアップや知識の習得だけではありません。
「自分を認めるプロセス」でもあります。
できなかったことが、少しできるようになる。
言葉が理解できるようになる。
前に進んでいる実感が持てるようになる。
その“積み重ね”が、自信につながっていきます。
それがやがて、「自立したい」という気持ちを現実の行動に変えてくれるのです。
もちろん、資格を取ることがゴールではありません。
たとえば、図書館で本を読む、無料の講座を探してみる、SNSで情報収集する——
そんな一歩も、立派な「学びのスタート」です。
誰かに頼らなくても、自分で考え、選んで行動する力。
それは、社会に出る前からでも育てていくことができます。
「学び」には、未来の可能性を開く力がある。
だから私は、“自立のはじまり”として、まず学ぶことをおすすめしたいのです。
私が資格を意識し始めた理由
私が「自分で何かをしたい」と思い始めたのは、実は子どもがまだ小さい頃でした。
ただ、当時は「社会に出なきゃ」「自立しなきゃ」といった危機感からではありませんでした。
もっと根本的に、「家で稼げるようになりたい」という気持ちが強くあったんです。
育児中は外で働くことが難しい場面も多く、「働きたいけど働けない」もどかしさのなかで、
何か在宅でできる仕事がないか、ずっと探していました。
そのなかで自然と興味を持つようになったのが、Webデザインでした。
「家でデザインの仕事ができたらいいな」
「自分のペースで働けたらいいな」
そんな理想を思い描いてはいたものの、実際には、すぐには動けませんでした。
「私にできるのかな」「もう年齢的に遅いかも」「家族にどう思われるだろう」
そんな思いが頭の中をグルグルと回って、なかなか一歩が踏み出せなかったんです。
それでも、どこかで「このままでは終わりたくない」という気持ちはずっとありました。
とはいえ、大きく舵を切る勇気があるわけでもない。
だから、少しずつ、隙間時間に本を読んだり、ネットで調べたり、
できることから細々と「学ぶ」ようになっていきました。
ある時、ふと思いました。
「何か一つでも資格があれば、少し自信が持てるかも」
実際、未経験から在宅で仕事を受けるには、「肩書き」や「証明」が必要とされる場面もあります。
そのとき、自分の中で「資格=可能性を広げる道具」という意識が生まれました。
もちろん、資格さえあれば安心、という話ではありません。
実務経験やポートフォリオのほうが重視されることも多いですし、
Webの世界は日々進化しているので、学び続けることが何より大切です。
でも、私のように「一歩が怖い」と思っている人にとって、
資格の勉強はとてもいい“準備期間”になると思っています。
「何も持っていない自分」を変えたくて、
「何かを始めたいけど、何をすればいいか分からない」そんな方にも、
資格取得は一つの選択肢としておすすめしたいです。
最初は、ただの憧れでした。
「家で稼げたらいいな」——その小さな想いから始まった私の“学び”は、
いつしか自信や、仕事へのつながりになり、
「私にもできることがある」という実感をくれました。
学ぶことは、自立するための“準備”であり、
私にとっては「殻をやぶるためのステップ」でもあったのだと、今になって思います。
学び始めたことで感じた変化
「学びたい」と思ったとき、最初にぶつかるのは、
「何から始めればいいのか分からない」という迷いでした。
私もそうでした。Webデザインに興味を持ったものの、何を学べばいいのか分からない。
無料で学べるものもあれば、有料の講座もある。スクールの種類もさまざまで、
正直、最初の一歩を踏み出すのにすごく時間がかかりました。
でも、いざ始めてみると、たとえ小さなことでも「自分で選んだ」という感覚が、
心を少しずつ軽くしてくれました。
「この時間は、未来の自分のためのもの」
そんな風に思えるだけで、毎日の気持ちがまるで違いました。
初めはYouTubeで動画を見るところからでした。
そこからブログや書籍、SNSで情報収集をしていくうちに、
「このジャンルならもっと知りたい」「少し深く学びたい」と思うようになり、
ようやくスクールの受講を検討するようになりました。
どんなに小さなことでも、“学び始める”と不思議な変化が起こります。
それまで自分の中にあった「できないかも」「難しそう」という気持ちが、
少しずつ「もしかして、できるかも」に変わっていくのです。
私は「完璧にやらなきゃ」と思いすぎるところがあったので、
勉強が続くかどうかも不安でしたが、
“ほんの少しでも前に進んでいる”という実感が、自分を支えてくれました。
そして何より感じたのは、「視野が広がった」ということ。
以前は、「仕事=外に出ること」「会社に雇われること」しか選択肢がありませんでした。
でも、学びを通じて「こんな働き方もあるんだ」「在宅でもスキルがあればできることがある」
と知ることができたのです。
これは単に知識を得たというよりも、
“未来への希望を持てるようになった”という感覚に近いかもしれません。
どこか閉塞感のあった日常が、
「まだ自分にはできることがあるかもしれない」と思えるようになったことは、
私にとってとても大きな変化でした。
もちろん、学びの途中には不安もあります。
「このまま続けて意味があるのかな」と感じる日もあります。
でも、そんな時でも“学び”は、心を整えてくれる存在でした。
誰かに評価されなくても、
誰かに認められなくても、
「自分で選んで、自分のペースで進んでいる」
その感覚が、私の“自立心”を少しずつ育ててくれた気がしています。
どんな学びを選ぶ?主婦・女性に人気の資格とは
「学びを始めたいけれど、何を選べばいいか分からない」
そんな風に感じている方も多いのではないでしょうか。
私も同じでした。
在宅でできる仕事がしたいと思っても、どんなスキルが必要で、どの資格が役立つのかがわからない。
情報が多すぎて、逆に動けなくなることもありますよね。
ここでは、主婦やブランクのある女性に人気がある資格をいくつかご紹介しながら、
選び方のポイントもお伝えしたいと思います。
主婦に人気の資格①:医療事務
根強い人気のある医療事務は、安定したニーズがあり、ブランク明けの方にも人気の高い資格です。
とくに女性の多い職場で、子育てに理解のあるところも多く、働きやすいという声も。
通学・通信・在宅受験も可能な講座も多く、学びやすさの面でもおすすめです。
主婦に人気の資格②:宅地建物取引士(宅建)
不動産業界で強い資格ですが、最近では副業や独立を視野に入れて宅建を取得する女性も増えています。
難易度は高めですが、しっかり学習すれば取得できる資格で、汎用性が高く、年齢問わず活かせるのが魅力です。
主婦に人気の資格③:保育士・介護系(初任者研修など)
もともと子育てや家事を経験してきた方が、家庭でのスキルを活かして仕事にしたいと考えるときに選ばれる資格です。
特に保育士は通信や実務経験ルートでも取得可能で、未経験から目指す方も多く見られます。
主婦に人気の資格④:Webデザイン・パソコン系スキル
私が実際に目指したのがこの分野です。
WordPress、Photoshop、Illustratorなど、今は在宅で使えるスキルがたくさんあり、
「家で稼ぎたい」と思っている方にはとても相性が良いジャンルだと思います。
最近では「デジタルリスキリング」という言葉も浸透しつつあり、
年代を問わず、WebやIT系の学び直しに挑戦する女性が増えています。
資格を選ぶときのポイント
どの資格にも言えることですが、「今の生活スタイルに合うかどうか」を一度考えてみることが大切です。
- 通学が必要か、在宅で学べるか
- 資格取得後、どんな働き方につながるか
- 家事や育児と両立しやすいか
- 興味を持ち続けられそうか
このあたりを基準に、自分に合った学びを選ぶことが、長く続けるコツだと思います。
また、いきなり「資格を取らなきゃ」と思わなくても大丈夫です。
最初は無料のオンライン講座や、書籍・動画などから始めてみて、
「もう少し深く学びたい」と思ったら、講座や資格を検討する流れでも遅くはありません。
学ぶこと自体が、まずは自立への準備期間。
「何かを始めたい」という気持ちに正直になって、
あなた自身がワクワクできる学びを見つけてほしいと思います。
好きなことを学びに変える|趣味を“自立”につなげる資格たち
これまで「働くための資格」をいくつかご紹介してきましたが、
資格の価値は、なにも就職や転職のためだけではありません。
むしろ最近では、“好きなこと”や“趣味”をきっかけに学びを深め、
その先に自分らしい働き方や収入の道を見つけていく人が増えています。
実は私自身も、「在宅で稼ぎたい」と思い始めた頃、
Webデザインのほかに「ハンドメイド」「アロマ」など、
いくつかの趣味系ジャンルを調べていたことがありました。
「好きなこと」だからこそ続けやすく、
それが将来的に“誰かの役に立つスキル”に変わっていく──
そんな可能性を感じたからです。
たとえば、こんな資格があります
✅ アロマセラピスト・アロマ検定
香りや癒しに興味がある方に人気の高い分野です。
資格を取得して、自宅でサロンを開いたり、教室を開いたりする人も。
アロマオイルに関する正しい知識を学ぶことで、家庭でも実践できます。
✅ フラワーデザイナー・プリザーブドフラワー講師
お花が好きな方なら、楽しみながらスキルを磨ける分野です。
お祝い用アレンジメントの制作、ネット販売、カルチャー教室など、
副業としても展開しやすいのが特徴です。
✅ 薬膳アドバイザー・漢方資格
「健康」や「食」に関心のある方に選ばれています。
家族の健康を考えることからスタートし、SNSで発信する人も多数。
薬膳の知識は暮らしにも仕事にも役立つ一石二鳥の学びです。
✅ ピラティス・ヨガインストラクター
体を動かすのが好きな方に人気のジャンルです。
資格を取れば、教室開講・出張レッスン・オンライン配信など多様な働き方が可能に。
女性ならではのライフスタイルと両立しやすい職種の一つです。
趣味×学び=“続けられる”からこそ自立につながる
「お金になるかどうか」で学びを選ぶと、
興味が持てなくなったときに続かなくなってしまいます。
でも、「好きなこと」なら、たとえ成果がすぐ出なくても続けられる。
そして続けているうちに、SNSでの発信が軌道に乗ったり、
知人から「教えて」と言われたりすることも出てきます。
私の知人にも、アロマや薬膳の資格を取って
“おうち起業”を始めた方がいますが、皆さん「楽しいから続けられる」と言っています。
これってすごく大事なことですよね。
資格は「最初の一歩」でもある
どんな資格も、取っただけではすぐに収入になるわけではありません。
でも、「学んだ」という経験が、行動を後押ししてくれます。
「教室を開くならこうしよう」
「ブログで発信してみようかな」
そんな風に、考え方や視野が広がるのです。
好きなことを活かして、自分らしく働く。
その入り口として、趣味系の学びを検討してみるのも、
とても価値ある一歩だと思います。
今すぐ始めなくてもいい。でも、“情報を知っておく”は大事
ここまで、さまざまな学びや資格についてご紹介してきました。
でも、この記事を読んでいる方の中には、
「今はまだ動けない」「学ぶ気力がわかない」という方もいるかもしれません。
そんな時は、どうか自分を責めないでください。
人生には、動ける時と、そうでない時があります。
家族の状況、体調、気持ちの余裕――
すべてがそろっていないと、一歩を踏み出すのは本当に難しいものです。
でも、たとえ今すぐには始められなくても、
「情報を知っておく」ことは、未来の自分を助けてくれる力になります。
たとえば、今日読んだ資格の名前を、なんとなく覚えておくだけでもいいんです。
「こういう分野もあるんだな」
「もしかしたら、自分にもできるかもしれないな」
そんな風に思えたことが、心のどこかに残ってくれるだけで、
数か月後、数年後に行動するきっかけになることがあります。
私も実際、何年も前に見た資格講座の広告を、
ずっと頭の片隅で覚えていて、数年後に「あ、今ならできそう」と思って申し込んだことがあります。
「知っている」と「知らない」には、大きな差があります。
- 選択肢を知っていれば、「選べる」
- 選択肢を知らなければ、「迷う」か「諦める」しかない
知識は、未来のための“貯金”のようなものだと私は思っています。
今すぐ使わなくてもいい。
でも、必要になったときに引き出せるものがあると、
人は前向きに行動できるようになります。
さらに最近は、「無料で学べる」「資料請求だけできる」「体験レッスンがある」
といった形で、気軽に情報収集できるサービスも増えています。
時間やお金に余裕がない今でも、
少しずつ“自分に合う学び”を探すことは可能です。
もちろん、「なんとなく気になるな」くらいの軽い気持ちで大丈夫。
むしろ、そのくらいのゆるさがある方が、後々自然に動き出せるものです。
焦らなくていい。
でも、「自分にとっての可能性」をあらかじめ知っておくことは、
自分を助ける“やさしい準備”になると思っています。
「まだ無理」でも、「知っているから、いつかできる」
そう思えたら、それももう自立の一歩です。
まとめ|学ぶことから始まる“わたしらしい自立”
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
今回の記事では、「自立=働くこと」だけではなく、
“学ぶこと”も自立のひとつの形であるというテーマでお話ししてきました。
私自身、「家で稼ぎたい」という気持ちからWebデザインを学び始め、
少しずつスキルを積み重ねながら、働き方や生き方の幅を広げてきました。
でも、最初からうまくいったわけではありません。
やりたい気持ちはあっても、勇気が出なかったり、何をすればいいか分からなかったり。
「どうせ私には無理だろう」と思う日も、たくさんありました。
そんな私を変えてくれたのは、「学び」でした。
自分で選び、自分の意思で一歩踏み出したことが、
心のなかに静かな“自立心”を育ててくれたのです。
今回の記事でご紹介したように、
学びにはさまざまな選択肢があります。
- 再就職につながるような資格
- 日々の暮らしを豊かにする趣味の延長
- 在宅ワークや副業を見据えたスキル習得
どれを選んでも、正解・不正解はありません。
大切なのは、「自分が何にワクワクするか」「どんな未来に向かいたいか」を見つめること。
そして、たとえ今すぐ始められなくても、
「こういう選択肢がある」と知っているだけで、
私たちの未来は少しずつ動き始めます。
自立には、いろんなかたちがあります。
フルタイムで働くことだけが自立ではなく、
「自分で決めて、自分の道を歩む」その意思こそが、本当の自立だと私は思います。
学びは、その一歩を後押ししてくれる、大切なきっかけです。
今はまだ準備段階かもしれません。
でも、少しずつでいいんです。
今日、この記事を読んでくださったあなたは、
すでに“学びによる自立”に向けて、動き始めています。
「やってみたい」
「できたらいいな」
その気持ちを、どうか大切にしてください。
そして、あなたにとっての“わたしらしい自立”を、
焦らず、やさしく育てていってくださいね。
そんな方は、まずは“情報を集める”ところから始めてみませんか?
資格一覧を眺めてみるだけでも、「こんな世界があるんだ」と気づきがあります。
在宅で、自分のペースで学べる通信講座もたくさんあります。
趣味を深めたい方、将来的に自立につなげたい方へ。
まずは、あなたに合う講座を探すところから始めてみてください。