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パートと派遣、どっちが主婦に合ってる?私の体験から見えた違いと選び方

「パートと派遣、どっちで働いたほうがいいんだろう?」
子育てが一段落し、「そろそろ働こうかな」と思ったときに、多くの主婦が悩むのがこの問いかけです。

どちらも“正社員ではない働き方”として見かけますが、実際には働く環境や契約形態、収入面などに違いがあり、向き・不向きが分かれます。

この記事では、私自身の体験をもとに、パートと派遣の違いやそれぞれのメリット・デメリットを比較しながら、どんな人にどちらが向いているのかを整理してみたいと思います。


パートと派遣の基本的な違い

まずはざっくりとした違いを見てみましょう。

職種 メリット デメリット 向いている人
パート 柔軟なシフトで家庭と両立しやすい 時給が低く、収入が限られる 近所で無理なく働きたい人
派遣 時給が高く、担当のフォローあり 契約ごとに仕事を探す必要がある 短期集中でしっかり稼ぎたい人

たとえば、パートはスーパーや飲食店、地域のクリニックなどでよく募集されていて、通勤しやすさやシフトの融通が利きやすいのが特徴です。
一方で、派遣はオフィスワーク中心に紹介されることが多く、事務やコールセンターなど「時給が高めで、一定スキルが必要」な仕事も多くなります。


主婦の働き方におけるメリット・デメリット比較

パートのメリット

  • 子どもの学校行事や急な体調不良などにも対応しやすい
  • 地元や近所で探せるため、通勤時間が短くて済む
  • 未経験歓迎の求人も多く、採用されやすい

パートは、まさに“生活に寄り添った働き方”ができるのが魅力です。
長期で続けやすく、ママ友と同じ職場になることもあるので、安心感があるという声もよく聞きます。

パートのデメリット

  • 時給が安く、週に3~4日働いても月収は限られる
  • 職場の人手が足りないときに、急にシフト変更を求められることも
  • 長年働いても昇給・昇進のチャンスがほとんどない

「子育てが落ち着いてきたので、もう少ししっかり働きたい」と感じたときには、物足りなさを感じてしまうこともあるかもしれません。


派遣のメリット

  • パートよりも時給が高く、同じ勤務時間でも効率よく稼げる
  • 派遣会社の担当がつき、仕事選びから就業中の相談まで対応してくれる
  • 人間関係がドライなことが多く、気楽に働ける

特に「ブランク明けで不安」「久しぶりのオフィスワーク」という方には、サポートがつくのは心強いポイントです。
また、契約が決まれば“始まりと終わりがある”という安心感もあります。

派遣のデメリット

  • 契約終了のたびに、次の仕事を探す手間が発生する
  • 同じ職場で長年働くことが難しく、人によっては落ち着かないと感じることも
  • 就業先のルールや制約が多く、融通が利きにくい場面もある

「安定して長く働きたい」という人には、少し不安を感じやすい面もあるでしょう。


私が経験して感じたリアルな違い

私自身、最初に選んだ働き方は、週3日のパート事務でした。
子どもが小学生になって手がかからなくなり、「少しずつ外で働いてみようかな」と思ったのがきっかけです。
パート事務の良さは、なんといっても勤務日数や時間の融通が利くこと。
子どもの学校行事や急な体調不良にも対応しやすく、家庭を優先した働き方がしやすかったです。

でも、数ヶ月たつと「この生活が何年も続くのかな?」という不安がじわじわと押し寄せてきました。
職場の雰囲気も悪くはなかったのですが、日々の業務は単調でやりがいを感じにくく、時給も低いため、毎月の収入はかなり少なめ。
家庭に負担をかけない働き方としては悪くなかったのですが、「このままでいいのかな」と思い始めたのです。

そこで思い切って、派遣の仕事にチャレンジしました。
最初は3か月の期間限定の事務職。派遣会社の担当者が面談の段取りをしてくれたり、職場についての情報を丁寧に説明してくれたので、初めてでも安心してスタートできました。

実際に働いてみると、パートとは大きく違うことがいくつもありました。
まず、時給がパートの1.5倍近くあり、月収が大幅にアップ。
「働いた分、きちんと評価されている」という感覚が得られましたし、それが自己肯定感にもつながりました。

もうひとつ大きかったのは、“終わりがある”という働き方の気軽さです。
最初から「3か月だけ」と決まっていたので、「とにかくこの期間を乗り切ろう」と思えて、気持ちがすごくラクでした。
職場の人間関係も一定の距離感が保てるので、深入りせずにサッパリと働けたのも私には合っていました。

もちろん、派遣には派遣の大変さもあります。
仕事の内容がスピーディーで、初日から即戦力を求められることも多かったですし、次の仕事を探すまでの不安もゼロではありません。
でも、「今の自分にできる働き方」としては、派遣の方が前向きな気持ちで働けたというのが正直な感想です。


こんな人にはパート/こんな人には派遣

パートが向いているのはこんな方

  • 長期でのんびり働きたい人
  • シフトの融通を重視したい人
  • 通勤時間を短くしたい人
  • 職場の人と顔なじみで働きたい人

派遣が向いているのはこんな方

  • 短期間でしっかり収入を得たい人
  • 仕事内容で選びたい人(事務や専門職など)
  • 人間関係に深入りせず働きたい人
  • サポートを受けながら安心して働きたい人

まとめ:自分に合う働き方を選ぶことが“自立”への第一歩

パートにも派遣にも、それぞれの良さと注意点があります。
どちらが正しい、というものではなく、“今の自分”にとって無理なく心地よい選択ができることが何より大切です。

「今は生活優先でゆるやかに働きたい」ならパートがぴったりかもしれません。
「短期間でしっかり稼ぎたい」「少し違う環境で働いてみたい」なら派遣もおすすめです。

自分らしく生きるための第一歩として、働き方の選択肢に目を向けてみてくださいね。

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この記事を書いた人

50歳で「自分らしく生きる」ことを決意。
家族優先だった人生から、自分自身のために歩む道へ。
「50の転機」をきっかけに、経済的にも精神的にも自立をめざして邁進中。
このブログでは、同じように新しい一歩を踏み出したい女性を応援しています。

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