「そろそろ働きたいけど、何から始めたらいいか分からない…」
そんなふうに感じたことはありませんか?
特に子育てがひと段落したタイミングで「自分のペースで社会とつながりたい」と思う方に、ぴったりなのが【派遣という働き方】です。
正社員ほどの責任や拘束がなく、パートよりも条件が良いこともある。そんな“ちょうどいい働き方”として、近年、40代・50代女性の間で派遣は注目されています。
でも、「派遣登録って面倒そう」「なんだか難しそう」と思っていませんか?
実際は、スマホ1つで完了するものも多く、思っている以上にシンプル。
この記事では、派遣登録の流れを【未経験・ブランクありの方】にも分かりやすく、ステップ形式でご紹介します。
はじめの一歩が、あなたの自立のはじまりになりますように。
派遣ってどんな働き方?
派遣は、「派遣会社」に登録して仕事を紹介してもらい、実際には別の企業で働くスタイルです。
給与は派遣会社から支払われ、雇用契約も派遣会社と結びます。
【派遣とパート・正社員との違い】
- 正社員:企業と直接雇用。安定しているが責任や残業も多い。
- パート:時間は自由だが、仕事内容・収入は限定的な場合も。
- 派遣:契約期間や勤務条件がはっきりしていて、自分に合った働き方を選びやすい。
たとえば、「週3・10時〜16時・事務希望、未経験者可能案件」など、柔軟な希望を伝えることで、ぴったりの仕事を紹介してもらえるのが派遣の魅力です。
派遣登録の前に知っておきたいこと
登録する前に、いくつか確認しておくとスムーズですので、ぜひ参考にしてください。
派遣会社の選び方
派遣登録をする際にまず迷うのが、「どの派遣会社に登録すればいいの?」という点です。
実は派遣会社には、それぞれ得意な業界や職種があります。やみくもに登録するよりも、自分の希望する働き方に合った会社を選ぶことが、スムーズな就業への近道です。
大手派遣会社の特徴
例えば、以下のような大手総合派遣会社は、職種の幅が広く、未経験OKの案件も多いため、初めての方におすすめです。
- リクルートスタッフィング
- パーソルテンプスタッフ
- アデコ
- スタッフサービス
これらは全国展開しており、求人数が圧倒的。事務やコールセンター、販売など幅広い仕事を扱っており、登録だけでも情報収集に役立ちます。
専門職に強い派遣会社も
一方で、職種がある程度決まっている場合は、専門特化型の派遣会社に登録するのがおすすめです。以下のように、業種によって得意な会社があります。
職種・業界 | 専門派遣会社の例 |
---|---|
経理・財務 | ジャスネットスタッフ、MS-Japanなど |
看護師・介護 | ナースパワー、ベネッセMCMなど |
製造・軽作業 | 日総工産、フジアルテなど |
薬剤師 | ファルマスタッフ、アプロ・ドットコムなど |
アパレル販売 | iDA(アイ・ディ・エー)、スタッフブリッジなど |
コールセンター | ネオキャリア、ウィルオブなど |
専門派遣は、業界知識のある担当者がいることが多く、職場環境や業務内容について詳しく教えてもらえるのが魅力です。
複数登OK!
派遣会社は1社だけに絞る必要はありません。
たとえば「大手1社+専門1社」など、2〜3社に登録しておくと、選べる仕事の幅が広がります。
ただし、実際に就業先が決まりそうになったら、他の会社にはその旨を伝えるのがマナーです。
希望条件を整理しよう
数ある仕事の中から、自分に合った仕事を探すには、自分自身が望む勤務スタイルを自分が知ることが何よりも大切です。
- 仕事内容(事務、販売、軽作業など)
- 労働時間(週何日・何時間勤務)
- 残業の有無
- 勤務地 (通勤経路、在宅率)
- 子どもや家族の都合に合わせた働き方は可能?
自分自身が絶対に譲れない希望条件は何か、をキチンと理解しておかなければ、仕事が決まってから不満な箇所が見えてくるので、「こんなはずじゃなかった・・・」になりかねません。
そうならないためにも、自分が絶対に優先したい条件をしっかり理解しておくことをおススメします。
派遣登録はスマホで完結!もう来社は不要です
「この会社いいかも」と思ったら、その場でスマホから登録できます。
以前のように、わざわざ派遣会社に出向いて登録説明会に参加…という必要はありません。
最近ではほとんどの派遣会社がオンライン登録に対応しており、
【自宅にいながら】スマホやパソコンで必要事項を入力するだけで完了します。
登録後も、担当者とのやり取りはメールや電話、オンライン面談が中心。
小さなお子さんがいる方や外出が難しい方でも、自分のペースで進められるのが大きな魅力です。
派遣会社は味方!
派遣登録時の面談は、「自分を売り込む場」ではなく、「希望条件を伝える場」です。
例え、あなた自身の勤務経験が乏しくても、その旨をしっかり伝えましょう。
このカウンセリング時に伝えた、あなたの “情報” を基に、派遣会社はあなたに合った仕事を探し出します。
条件や状況は後からでも変更できますが、どんな仕事を望むかをしっかり伝えましょう。
自分の希望は明確に
「通勤は30分以内」「週3だけ働きたい」など、遠慮せずに伝えましょう。
これだけは譲れない ということはしっかり伝えましょう。
「何でも大丈夫」や曖昧は避けましょう
派遣登録時のスタッフと、仕事紹介スタッフ、実際の担当スタッフはそれぞれ違う人になります。
派遣会社スタッフは、自分の役割に特化し業務分担しているため、初回カウンセリングを基に登録された、あなたの “情報” を見て、あなたと仕事をマッチングさせます。
あなた自身の希望に沿うよう、懸命に対応してくれるため、あなた自身のためにも具体的な希望が必要です。
遠慮してあいまいな条件では、紹介される仕事がアンマッチとなり、あなた自身も不満を抱くでしょう。
希望に寄り添った仕事を紹介してもらえるよう、あなたの希望や条件はしっかり伝えましょう。
あなたの態度・言動は、仕事紹介に繋がる重要な要素
たまに「派遣社員は派遣会社のために働いてあげている」といった、自分>派遣会社として、派遣会社に対し上からの物言いをする人がいます。
確かに、派遣社員は派遣会社の商品サービスであり、派遣社員の労働が派遣会社の収入源です。
ですが、その反面、仕事を探してもらっているわけですし、直雇用のパートより良い待遇をもらっています。
winwinな関係であることは忘れずに。
そのような人材を、職場に送り込んでも、職場とのトラブルに発展しかねませんから、仕事紹介を断られることにもなりかねません。
偉そうな態度で細々指摘するのは当然間違っていますので、その点は注意しましょう。
派遣登録の流れ
ここでは “私流”の派遣登録の流れをご紹介します。
まずは「リクナビ派遣」などの総合求人サイト(プラットフォーム)で、自分の条件に合いそうな仕事を探します。
気になる求人案件があれば、まずはリクナビ派遣の「応募」から登録をしています。
一度に複数件、応募することは可能です。
ただし、既に登録している派遣会社であれば、派遣会社から登録をした方がスムーズです。
数日以内に派遣会社の担当者から連絡があります。
「本登録をお願いします」と案内されるので、本登録の予約をし、本登録まで待ちます。
リクナビ派遣から応募した仕事が残っている保証はありません。
最近はオンライン登録も主流。自宅で完結できます。
登録では、以下のことを行います:
- 個人情報・職歴の入力
- スキルチェック(タイピングなど簡単なテスト)
- 担当者との面談(希望条件の確認)
リクナビ派遣で登録した求人案件が、まだ応募できるか確認。
既に応募終了している場合もあるので、条件に合った新たな仕事を紹介してもらえる。
紹介された仕事に「ぜひ」と伝えたら、企業との「職場見学」へ進みます。
派遣会社の担当者と一緒に、企業を訪問(もしくはオンライン見学)します。
「職場見学」と言われますが、実際は“面接”です。
担当者と同行して企業を訪問し、あいさつや受け答えなども見られています。
服装や言葉づかいにも気を配りましょう。
最近は以前のように、職場を案内されることは基本的にはありません。
「職場見学」に行く前までは、複数案件を平行に進めてOK
総合派遣サイトを通すメリットは?
私が総合派遣サイトを使ういちばんの理由は、
たくさんの仕事情報を一度に見られるからです。
性格的に、「まあ、これでいいか」と妥協して仕事を決めるのが、どうしても苦手なんです。
だって、これからの毎日は、その仕事にかかっているから。
時給や勤務条件、仕事内容など、ちょっとしたズレがあるだけで、それが積もってストレスになることもありますよね。
だからこそ、最初から自分に合った条件のお仕事を、幅広く比較して選べる環境があるのはとても大切。
総合派遣サイトなら、いろんな会社の求人をまとめてチェックできるので、「納得して選ぶ」という第一歩が踏み出しやすいと感じています。
総合派遣サイトを通すデメリット
総合派遣サイトにも、ちょっとした注意点があります
便利な総合派遣サイトですが、ひとつだけ気をつけたいことがあります。
それは、情報が少し遅れてしまうことです。
というのも、各派遣会社が新着求人を出すとき、
いちばん最初にお知らせを受け取るのは、その派遣会社に登録している人たちです。
専用サイトやメールでいち早く届くのは、登録者だけの特権なんですね。
その後、求人が総合派遣サイトに掲載されるのですが、
この時点で少し“ワンテンポ遅れた情報”になってしまうのは、想像がつくかもしれません。
さらに言えば、総合派遣サイトから応募すると、そこからまた派遣会社を通しての登録ステップになります。
この“時差”のあいだに、すでに登録していた派遣社員さんで求人が埋まってしまう…ということもあるんです。
もちろん、たくさんの求人を一度に見られるのは大きな魅力。
でも、気になったお仕事がクローズしていたら、ちょっと残念ですよね。
だからこそ、「どこから求人情報を探すか」も、実は大切なポイントだと思っています。
だからこそ私は、総合派遣サイトとあわせて、派遣会社にも直接登録するようにしています。
\ 私も登録しているおすすめ派遣会社 /
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まとめ:派遣登録は“自立の入り口”
派遣登録は、思っているよりもシンプルで、あなたの「働きたい」を後押ししてくれる一歩です。
もちろん、すぐに働かなくても大丈夫。
「まずは登録だけしておく」という選択肢も、心に余裕を持たせてくれます。
どんな形でも、「自分で選んで動いたこと」こそが、自立の第一歩となります。
自分らしい働き方を見つけるために、まずは小さな行動を始めてみませんか?