派遣登録当日の流れとカウンセリングの実態、体験談で解説。

派遣登録

ご訪問ありがとうございます。
派遣社員として15年間働いてきた私の経験をもとに、このブログでは、無理のない働き方や、女性の自立を後押しする情報をお届けしています。

今回は、「派遣登録をしたあとに行われる“カウンセリング”って、どんなもの?」というテーマについて、くわしくお話ししていきます。

派遣のお仕事に興味がある方の中には、
「登録はしたけど、カウンセリングって面接みたいで不安…」
「どんなことを聞かれるの?何を準備すればいいの?」と、戸惑っている方も多いのではないでしょうか。

私自身、はじめての登録のときは、「うまく話せるかな」「失礼のないようにしなきゃ」と、必要以上に緊張していたのを覚えています。

でも、実際に行ってみると――
カウンセリングは“選考の場”ではなく、自分の希望や条件を伝えるためのすり合わせの時間でした。
むしろ、ここで無理をせず、正直に話せたかどうかが、その後の働き方に大きく関わってくるんです。

この記事では、派遣会社とのカウンセリングの流れや、よく聞かれること、準備しておくと安心なこと、そして希望条件の伝え方のコツまで、丁寧に解説していきます。

これから派遣として働こうと思っている方の不安を、少しでもやわらげられたら嬉しいです。

目次

派遣登録後のカウンセリングは「面接」じゃないから安心して

派遣登録をすると、その後に待っているのが「カウンセリング」と呼ばれる時間です。


名前だけ聞くと「なんだか堅苦しそう…」「面接っぽくて緊張する」と不安になる方も多いと思いますが、安心してください。派遣会社にとってのカウンセリングは、就業前の“準備と情報共有”のような場です。

あくまで派遣会社のカウンセリング担当者と1対1で行われるヒアリングであり、ここでの目的は、あなたの希望やスキル、働き方の条件をしっかり把握し、「この人にはどんな仕事が合いそうか」を一緒に考えるための時間です。

私が初めて派遣登録に行ったのは、もう15年ほど前のことなので、当時はまだオンライン登録などはありませんでした。
小さな息子を連れて、託児所が併設されているママ向け派遣会社へ行った事を覚えています。


登録会ではPCスキルやタイピングのチェックなどがあり、そのあと個別のカウンセリングが行われました。

初めは緊張しましたが、“合否を判断される場”ではなく、あくまで「どんな仕事なら紹介できるか」を一緒に探るための時間だと説明を受けました。


担当者の方は、こちらのスキルや経験を丁寧に確認しながら、家庭の状況や働ける時間帯、子どもの年齢まで細かく聞いてくれました。
たとえば「16時には家にいたい」といった希望があれば、通勤時間などを考慮して逆算し、無理のない範囲で仕事を紹介する必要があるので、かなり細かくヒアリングされた記憶があります。(言いたくないことは言わなくてOK)

このとき、遠慮して控えめに話してしまうと、担当者は「柔軟に働ける人」と判断してしまい、自分に合わない案件が紹介されてしまう可能性があります。

カウンセリングは、選考の場でもなければ、評価される場でもありません。
むしろ、自分自身の状況、条件や希望をしっかり伝えることで、“自分に合った仕事”とマッチングとなるので、ご自身の希望があれば、しっかり伝えるべきです。


派遣登録後のカウンセリングではどんなことを聞かれる?

カウンセリングでは、主に次のような項目について質問されることが多いです。

  • これまでの職歴・業務経験
  • 希望の職種や仕事内容(事務/販売/軽作業など)
  • 勤務可能な曜日・時間帯
  • 通勤可能な範囲・最寄り駅
  • 扶養内/フルタイム/期間限定などの希望
  • PCスキルやその他のスキル
  • ブランク期間の有無・理由
  • 家族状況(保育園送迎の必要があるか、介護など)

質問される内容を見ると、少し踏み込んだことまで聞かれる印象を受けるかもしれません。
ですが、これは“あなたのため”の情報収集であって、評価や選考のためではありません。

たとえば、「16時までには家に帰りたい」という希望がある場合、そこから逆算して、派遣会社は「15時終業」「勤務地は徒歩圏内」などの条件で探してくれるのです。

また、子どもの体調不良で休みやすい環境がいい、残業は不可など、ライフスタイルに合わせた条件も、この場で正直に伝えておくことが大切です。


派遣登録後のカウンセリング前に準備しておくと安心なこと

スムーズにカウンセリングを受けるために、事前に少しだけ準備をしておくと安心です。
以下のような内容をメモにまとめておくと、当日慌てずに答えることができます。

準備しておきたい内容

  • これまでの職歴(業種・業務内容・在籍期間)
  • 希望する勤務時間帯・日数
  • 通勤可能なエリア(片道◯分まで、沿線希望など)
  • 絶対に譲れない条件と、妥協できる条件
  • 自分が得意な作業/不得意な作業
  • 扶養の範囲内希望 or フルタイム希望

特に大切なのが「優先順位」。
たとえば「週3日」「扶養内」「16時までに退勤」など複数の希望がある場合、何を最優先するのかを明確にしておくと、派遣会社側も案件を探しやすくなります。

遠慮は禁物。希望はハッキリと!

「この曜日だけは絶対に休みたい」「週3日以上はムリ」「自転車で通える範囲が理想」など、はっきり伝えることが何よりも大切です。

派遣会社の担当者は、「伝えられた条件」をもとに案件を探します。
逆に言えば、言わなかった条件は“OK”と判断されてしまうのです。

少し前にも触れましたが、派遣会社のカウンセリングで必ずといっていいほど聞かれるのが、「何時まで働けますか?」ではなく、「何時にはご自宅に着いていたいですか?」という質問です。

これは、単に終業時間を聞いているのではなく、通勤時間や交通手段を逆算したうえで、無理のない働き方を提案するための質問なのです。

毎日の生活リズムや家庭の事情を踏まえて、自分にとって負担の少ない働き方を実現するには、こうした細かい条件こそしっかり伝えておくことが大切だと、私は感じています。
特に派遣会社には遠慮せず、ありのままを話すことで、より自分に合った職場と出会いやすくなると思いますよ。


自分のスキルに合った範囲で希望することも大事

条件や希望は、できるだけ事細かに伝えるべきだとお伝えしてきましたが、その内容が「現実的かどうか」は、最終的には派遣会社の判断になります。
ここで、私が実際に経験した出来事をお話しします。ご参考になれば幸いです。

事務職しか経験がない私が、「IT技術系の仕事にチャレンジしてみたい」と思い、何社ものIT専門派遣会社に登録し、繰り返し求人に応募していたことがあります。

そのとき私は、「IT未経験OK」という表記を文字通り受け取り、「勉強したいから」といった気持ちで応募を続けていました。
けれど、どの会社からも紹介を受けることはできず、ある担当者にはこう言われたのです。

「“未経験OK”とはいえ、最低限の知識があることが前提です。もし何も知らない方が、企業の大事なデータをうっかり削除してしまったら…その責任を取ることはできますか?」

その言葉に、私はハッとしました。
確かに、自分の「やりたい気持ち」ばかりが先行し、「今の自分に何ができるか」を冷静に考えられていなかったのです。


派遣という働き方は、基本的に“即戦力”が求められるものです。
たとえ「未経験OK」と書かれていても、それは“学んだ知識があるけれど実務経験はない人”を対象としていることも多いのだと、そのときはじめて理解しました。

それ以降の私は、やみくもに理想を語るのではなく、自分が持っているスキルや経験に基づいた「できる範囲での希望」をきちんと伝えるようにしています。

ただし、事務職の「未経験OK」は教えてくれる事を前提にしている場合もあるので、そのような判断にも役立つように、ご自身の状況、スキル、条件などはしっかり伝えた方が良いと思います。

派遣登録者に限り、各種スキルが勉強できる講座が用意されています。
無料で受けられる講座や、有料(1,000円程度)の講座など、種類はさまざまです。


派遣登録後のカウンセリングが終わったらどうなる?

カウンセリングが終わると、派遣会社は社内での「マッチング作業」に入ります。
条件に合う仕事が見つかると、担当者から紹介の連絡が来ます。

その後は「社内選考」→「職場見学(実質面接)」→「就業開始」という流れが一般的です。
紹介されるスピードは時期や希望条件によって異なります。希望が多いと時間がかかることもありますが、妥協しすぎないようにしましょう。

また、紹介が来ないからといって“自分がダメだった”と落ち込む必要はありません。
条件の合う案件が今はないだけ、ということも多いので、平行して別の求人案件を紹介してもらうようにしましょう。

仕事紹介は、1つの案件が職場見学になるまで、複数件、平行に進めてOKです。


【まとめ】派遣登録後のカウンセリングは“自分に合う仕事”を探す第一歩

派遣登録後に行われるカウンセリングは、決して「選考の場」ではなく、自分に合った仕事を見つけるための対話の時間です。

だからこそ、自分の条件や希望は、できるだけ具体的に、正直に伝えることが大切。
一方で、自分にとって非現実的な条件を伝えてしまうと、紹介される仕事とのズレが大きくなってしまいます。

「何時には家に着いていたいか」など、生活に直結する要素も重要な判断基準になりますし、突発的な事情に対応できる職場を希望する場合は、その背景を含めて伝えることが、無理のない仕事探しの第一歩になります。

派遣のカウンセリングは、自分らしく働くための“すり合わせの時間”です。
遠慮せず、でも現実も見据えて――あなたにぴったりの働き方が、きっと見つかりますように。

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私も実際に登録して働いたのは、こちらの派遣会社です
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この記事を書いた人

50歳で「自分らしく生きる」ことを決意。
家族優先だった人生から、自分自身のために歩む道へ。
「50の転機」をきっかけに、経済的にも精神的にも自立をめざして邁進中。
このブログでは、同じように新しい一歩を踏み出したい女性を応援しています。

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