期間限定という働き方を選び続けた私の15年|“ずっと続ける”が苦しかった私の選択

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派遣社員として15年働いてきた私が、今回は「期間限定派遣」という働き方について、実体験を交えてご紹介します。

皆さんは「期間限定」と聞いて、どんな印象を持ちますか?
「不安定そう」「続けられないと困る」「次の仕事を探すのが大変そう」…そんな不安もあるかもしれません。

でも、私にとってはこの「期間限定」というスタイルが、働くことへの重荷をやわらげてくれる“味方”でした。
むしろ、気持ちがラクになり、自分のペースで働けるようになったのです。

この記事では、そんな私の体験をもとに、「期間限定派遣」のメリット・デメリット、そして現場のリアルな声をお伝えします。


目次

期間限定の派遣を選んだら、気持ちがラクになった理由

派遣社員として働き始めたころ、私は「週3日勤務・簡単な事務作業」という、いわゆる“ゆるめ”の仕事を選びました。
仕事内容も複雑ではなく、「これならできそう」と思っていました。

けれど、数週間が経ったある日、ふと重たい気持ちに襲われたのです。

「この生活が、このまま何年も続くのかな」
「私は、ここでずっと働き続けるのだろうか…?」

そう考えると、胸がぎゅっと苦しくなりました。
“続けることが前提”の働き方に、自分の気持ちがついていけなかったのです。

そんなとき、派遣会社から「3か月だけの短期案件」の紹介がありました。
最初は「またすぐ探すのが面倒そう」と戸惑いましたが、やってみたら驚くほど気がラクに。

「あと○週間で終わる」
「この期間だけ頑張ればいい」

そう思えるだけで、心の余裕がまったく違っていたのです。

それから私は、自分で「期間限定のお仕事を希望」と伝えるようになり、以後はこのスタイルに切り替えていきました。


期間限定の仕事には、驚くほど多様な業務がある

私が選んできたのは、主に3か月〜6か月の仕事。
この期間は、飽きずに働ける“ちょうどいい長さ”でした。

業務内容は実にさまざまで、タイピングが得意なのでデータ入力を中心にしていましたが、それだけではありません。

たとえば:

  • 保険会社で申込書の記入漏れをチェックする業務
  • 百貨店のお歳暮注文の電話確認業務(12月限定)
  • 大手メーカー研究所での新商品検品作業(週2勤務)

特に印象に残っているのが、新商品の検品。
壊れやすい商品をわざと雑に扱い、壊れるかどうかをチェックするというもの。
作業自体は単純ですが、5人のママ派遣と一緒に和気あいあいと働いた、思い出深い現場でした。

私が最初に期間限定のお仕事を受けたのは、この新商品検品のお仕事で、紹介はアデコからのものでした。

その後もアデコから期間限定のお仕事をたくさん紹介してもらい、同じようなお子さんを持つ育児中のママ派遣仲間と一緒に働けたことも安心材料のひとつでした。


期間限定の業務は忙しい現場もあったけど…

期間限定のお仕事は簡単な業務が多かったものの、体力的には楽な仕事ではありませんでした。

とくに「繁忙期対応」の案件は、とにかく忙しい
お昼休憩を除いて、ほぼノンストップ。
場合によっては「トイレに行くタイミングがない」と感じるほど、集中して業務をこなす必要がありました。

でも、そんなときでも心の中では

「あと○日で終わるから、もう少し頑張ろう」
「この案件が合わなければ、次は断ればいい」

と気持ちを切り替えることができたのです。

終わりが決まっているからこそ、「頑張り切れる」「自分で終わりをコントロールできる」感覚が、私にとってはとても大きな支えでした。

この“区切り”がある働き方が、私の心を救ってくれたのだと思います。


期間限定の契約なのに、更新を求められることも

ひとつ注意点としてお伝えしたいのが、「期間限定」と言いながら、実際には延長を打診されるケースもある、ということです。

「3か月だけの契約だったのに、『次も続けませんか?』と言われた」
「1回だけ…と思って更新したけど、結果的に1年以上続いた」

私も何度かそういった場面に直面しました。
基本的には断ってきましたが、迷って1回だけ更新したこともあります。

正直なところ、「期間限定だから選んだのに…」 という気持ちは否めませんでした。

もちろん、そのときの状況や自分の体調、家族の事情などを見て判断すればいいのですが、最初の契約条件が変更されることもありますので、しっかり考えて検討することをおすすめします。

また、期間限定案件の多くは「職場見学」がなかったり、「社内選考」だけで決まったりすることが多いです。
これについても、別記事で詳しく書いていきたいと思います。


期間限定で働くという“自立”のかたち

私は正社員としても10年ほど働いていた経験があります。
安定は魅力だけど、時間や場所の自由が少なく、「この働き方をずっと続けるのか…」という不安や閉塞感がありました。

結婚・出産を経て、「同じ働き方はもうできない」と思い直し、家庭や子育てを優先した生活の中で、自分に合った働き方を模索していたのです。

そして出会ったのが、この「期間限定派遣」という働き方でした。

働きながら、無理をしすぎず、自分を大切にする。
家庭も大事にしながら、少しずつ収入を得る。
そのバランス感覚が、私にはちょうどよかったのです。


【まとめ】期間限定派遣は、やさしい“自立”のはじまり

「正社員じゃないとダメ」
「長く続けるのが正解」――そんな思い込みに縛られていた時期もありました。

でも今は、こう思います。

「続けない働き方」も、立派な自立のかたち。

たとえば3か月、短くても1か月。
“短期間だけ働く”という選択が、自分の気持ちを整えてくれることもあるのです。

「いきなり長期は不安…」という方こそ、この「期間限定派遣」というスタイルを試してみてほしいと思います。

無理をしない。頑張りすぎない。
そんなやさしい選択が、自分を守り、未来へつながっていく。

それが、私にとっての“自立”の第一歩でした。

あなたも「ちょっとだけ働いてみようかな」と思ったら、
まずは“期間限定”のお仕事を選んでみませんか?
自分を大切にする働き方、一緒に探していきましょう。
こちらの記事では派遣登録についてくわしく書いています
ぜひ、自分に合った一歩を見つけてくださいね。

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この記事を書いた人

50歳で「自分らしく生きる」ことを決意。
家族優先だった人生から、自分自身のために歩む道へ。
「50の転機」をきっかけに、経済的にも精神的にも自立をめざして邁進中。
このブログでは、同じように新しい一歩を踏み出したい女性を応援しています。

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