派遣登録したのに紹介されない?その理由と今すぐできる対策

派遣登録後の仕事紹介

ご訪問ありがとうございます。
派遣登録をすると、最初の数日は「〇〇という求人があるのですが、いかがでしょうか?」と次々に紹介が届いて、驚く方も多いのではないでしょうか。
実はこれ、派遣登録直後が最も紹介数が多いタイミングだからです。

登録直後は、カウンセリングで伝えた条件に合う求人が一気に提案されます。
ただ、その紹介を断り続けると、徐々に紹介が減っていくことがあるのも事実です。
特に「OK」と伝えていた条件内の仕事まで断ってしまうと、派遣会社側も「紹介しても断られるかも」と判断する傾向があります。

もちろん、条件外の仕事を断るのはまったく問題ありません。
むしろ派遣会社も、「少しでも選択肢を広げてほしい」という配慮で紹介していることが多いのです。

今回は、こうした背景を踏まえながら、「なぜ紹介が来なくなるのか?」その原因と、今できる対策について、私自身の経験も交えてお伝えします。

目次

派遣登録後は“最初が一番紹介されやすい”タイミング

派遣会社に登録すると、最初の数日は「紹介ラッシュ」と言えるほど、次々とお仕事の提案が届くことがあります。
この時期は、登録時のカウンセリング内容をもとに、「この方に合いそう」と判断された案件が一気にリストアップされ、積極的に紹介されるのが一般的です。

なぜ、登録直後がいちばん紹介が多いのでしょうか?
それは、「登録=今すぐ働く意志がある」と判断されるからです。

派遣会社の担当者も、「今がチャンス」とばかりに、なるべく早く就業につなげようと動いてくれます。
企業側も、タイミングによっては「新しく登録した方」というだけで注目してくれることもあります。

さらに、登録者自身がまだ希望条件をあまり絞っていない段階なので、派遣会社としても「少し幅を持たせて提案できる」タイミングでもあるのです。

しかしこの紹介ラッシュ、ずっと続くわけではありません。
このあと紹介がピタリと止まってしまうケースも少なくなく、そこで不安を感じる人も多いのです。

派遣登録後に紹介が減っていく理由|“断りすぎ”が与える印象とは?

派遣登録直後はたくさん紹介されていたのに、いつの間にかピタリと紹介が止まった…。
そんなとき、「私の条件が厳しすぎたのかも」と落ち込んでしまう方もいるかもしれません。

でも、まずお伝えしたいのは、条件外の仕事を断ることはまったく問題ありません。
むしろ派遣会社側も、「これ条件に合わないかな…でも一応ご案内しておこう」という意図で紹介してくれているケースが多いので、合わなければ遠慮なく断ってOKです。

問題になりやすいのは、自分で“OK”と言っていた条件の仕事を断り続ける場合。
たとえば、「週3日、10時~16時までなら働けます」とカウンセリングで伝えていたのに、実際にその条件の求人が来たときに「やっぱり今は…」と断ってしまうと、派遣会社はこう思います。

「この人には、紹介してもまた断られるかもしれないな…」

派遣会社は企業との信頼関係を守る必要があるため、マッチする可能性が高い人を優先して紹介するのが基本です。
そのため、断りが続く人はどうしても“後回し”になりがちなのです。

また、登録後に「しばらく働く予定はないです」「HPを見て自分から応募します」といった意思表示をしない限り、派遣会社は「就業意欲あり」とみなして紹介を続けてくれます。

このように、紹介が減る背景には派遣会社からの見え方・評価の変化が影響していることがあるのです。

派遣登録後、仕事紹介されやすくなるための“見直しポイント”5つ

こちらの章では、派遣登録後のお仕事紹介が増えるための心掛けを5つまとめたいと思います。

➀ 希望条件を少しだけ広げてみる

「この条件じゃないと絶対ムリ」と絞り込みすぎてしまうと、紹介できる案件数が少なくなります。たとえば「週5は厳しいけど、週4なら可能」「時給は少し下がっても通いやすい場所ならOK」といったように、少しだけ幅をもたせることで、紹介のチャンスが広がります。あくまで“譲れる部分”を見つけることがポイントで、無理に妥協する必要はありません。

➁ 担当者に改めて連絡してみる

登録からしばらく時間が経っていると、「この方はもう働く意思が薄れたのかな?」と派遣会社に判断されることがあります。そんな時は、担当者に一言「引き続き紹介をお願いしたい」と連絡してみるだけでも、印象がリセットされて紹介が再開されやすくなります。特別な理由がなくても、ちょっとした確認の連絡が意外と効果的です。

➂ 複数の派遣会社に登録しておく

ひとつの派遣会社だけに頼っていると、紹介がない時期に何もできなくなってしまいます。複数の派遣会社に登録しておけば、各社の案件や得意な業種の違いも活かせて、チャンスが広がります。派遣会社によっては、未経験でも歓迎される求人が多かったり、扶養内の仕事に強かったりと特色があるので、自分に合う会社が見つかる可能性も上がります。

④ スキルや職歴を見直して伝え直す

派遣登録時に入力した情報が古くなっていたり、スキルのアピールが不足していると、実際よりマッチング力が低く見られてしまうことがあります。最近取得した資格や、ブランク中に習得したスキルなどがあれば、派遣会社に伝えておくと、紹介の幅が広がります。ちょっとした情報の更新でも、紹介されるかどうかに大きな差が出ます。

⑤ 派遣会社のマイページや求人一覧を定期的にチェック

求人情報は日々更新されているため、自分でもこまめにマイページや求人一覧をチェックする習慣を持つと、タイミングよく良い案件に出会える可能性が高まります。派遣会社側も「この人は積極的に探している」と判断しやすくなり、紹介対象として優先されやすくなるメリットもあります。小さな積み重ねが大きなチャンスにつながることもあります。

私の体験談|「働いてみようかな」の気持ちと向き合う大切さ

派遣会社に登録したのに、思うように仕事を紹介されない。条件に合う案件がなかなか見つからない。そんな時期、私にも何度もありました。

私は派遣社員として15年間働いてきましたが、実はこの15年間ずっと働き続けていたわけではありません。これまでの記事でも書いてきたように、自分に合った期間限定の案件を中心に受けてきましたが、「今はちょっと休みたいな」と思って、派遣会社からの紹介を断り続けていた時期もあります。

そんなある日、とある派遣会社の案件紹介の担当者さんに、冷たくこう言われたんです。
「働く気、ありますか?」と。

…図星でした。
その頃の私は、まさに“働く気がなかった”のです。

実は、派遣会社では案件を断った理由がシステム上に記録されていきます。これは派遣会社の効率化のためでもありますが、同時に「ミスマッチを減らすためのデータ」にもなっています。

たとえば、「駅から遠いのが理由で断った」「勤務時間が合わない」などの理由が記録され続けると、次第に“その人には紹介できる案件が少ない”と判断されてしまうのです。
もし、なんとなく働く気になれなくて、何となく断り続けていると、登録者データには“NG条件だけが積み重なっていく”ことになってしまうのです。

「紹介が押し売りみたいでイヤ」と感じる人もいるかもしれません。
でも、そう感じているならなおさら、
「今は自分のペースで探したいので、紹介はHPやメールで見させてください」
と、正直に伝えることをおすすめします。派遣会社も、そういった意思表示がある方には無理に紹介を続けません。

このブログを読んでくださっている方の多くは、子育てが一段落し、「これからの自分」を見つめ直している最中だと思います。

これまで企業で長く働いてこなかったことで、不安に感じているのもよくわかります。でも、もし少しでも「働いてみようかな」と感じているなら、その気持ちはちゃんと“意思”として持っておくことが大切です。

もちろん、フルタイムを目指す必要はありません。
大切なのは、“自分で立つための働き方”を探してみること。

それがたとえ週に数日でも、短時間でも、「私、今ちょっと前に進んでるかも」と思える働き方は、きっと見つかります。
そして、そんな日々の中に、「なんとなく毎日楽しいな」と思える瞬間が増えていく――そんな自立のスタートを、私は心から応援しています。

ちなみに私の場合、「今は紹介は待たず、自分のペースでHPから応募します」と伝えたことで、余計な紹介が来なくなり気持ちもラクに。そして数週間後、自分で見つけた求人に応募して無事に就業できました。
「紹介を止める」=「チャンスが減る」ではなく、自分に合ったスタイルで動くことが、結局は早道だったと感じています。

紹介がこないのは“よくあること”。大切なのは、気持ちと向き合いながら動くこと

派遣登録直後は紹介が多いのに、しばらくするとパタリと連絡が途絶える…。そんな状況に戸惑うのは、あなただけではありません。

紹介が減る背景には、希望条件の絞りすぎや、過去の断り方による“派遣会社からの見え方”が影響していることがあります。でも、それは変えられます。少し条件を見直してみたり、派遣会社に意志を伝えてみたり、小さなアクションが新しい流れを生むことも多いのです。

また、「働く気がないならダメ」という話ではありません。今は働かない選択もアリです。ただ、自分がどうしたいのか、その気持ちとちゃんと向き合い、派遣会社にも伝えることが、結果的にあなた自身をラクにします。

「働いてみようかな」
その気持ちがあるなら、その一歩を大切にしてみてください。
“自分で立つ”ための働き方は、あなたに合ったかたちで、きっと見つかりますよ。

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この記事を書いた人

50歳で「自分らしく生きる」ことを決意。
家族優先だった人生から、自分自身のために歩む道へ。
「50の転機」をきっかけに、経済的にも精神的にも自立をめざして邁進中。
このブログでは、同じように新しい一歩を踏み出したい女性を応援しています。

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